Huamei / 梅ぼし

­幼い頃から梅干しをよく食べていた。今振り返ると故郷の味とも言えるでしょう。美味しそうな貌もしないのに、ふと頭に浮かんだら、涎が出てくる。それは梅干しの「魔力」だと私は思う。

目立たない彼らを手に取って見ると、その色と皺が内なる力を語り始める。

日に晒され、水に浸かられ、美味しい梅干しになるまではみっちり鍛えられたから。私はこういう梅干しを謳歌したい。